この本の著者、鈴木邦男は「一水会」という右翼団体(?)の代表だ。
右翼というだけで過激なイメージがあり今まで名前は知っていたけど本を読むのは避けていました。 だけど色んな世界を知っておくのは悪いことではないと思い、ふと読んでみることにしました。 保守の論客の本は読んだことありましたが団体に属してる人の本は初めてです。 僕が鈴木邦男を始めて見たのは何年か前のニュースステーションだったと思う。 世間では忌野清志郎の「君が代」が話題になっていて色んな分野の人に清志郎の「君が代」についてどう思うかとインタビューしていたのだけど、その中に鈴木邦男もいました。 確か鈴木邦男は「いいんじゃないの」みたいな感じでインタビューに答えていたと思う。 おそらく「君が代」が発売禁止になったのは右翼からの抗議を恐れてだと思うのですが、世間一般で右翼だと言われている鈴木邦男は怒るどころかロックとして認めていたのです。 先日の記事で放送禁止歌について書きましたが、これもなんか可笑しな話です。 鈴木邦男は新右翼と呼ばれているし、右翼とは少し違うかも知れませんがやはり販売元が神経質になりすぎているとのではと少し思いました。 それにしても、この本の内容はヤバすぎます。 鈴木邦男はいつ殺されてもおかしくないと思いました。 過激な内容も多いのですが根本的な考えには共感できました。 鈴木氏は脱右翼宣言をしています。 元右翼なのに左翼候補の選挙の応援に行ったりもしています。 別に左翼になったわけではなく、右翼左翼関係なく1人の人間として好きだから応援しただけでシンプルな話です。 右翼だったら左翼は全員敵で、左翼の考えは全て間違ってると考えるのは視野が狭くなるような気がします。 左翼の考えでも共感できる部分はあるだろうし、それで脱右翼宣言をしたみたいなことが書かれてました。 それともう一つ共感できる部分は反対意見をしっかり聞くということです。 過激な集団には反対意見を暴力で無理矢理抑え付けたりすることもあるが、反対意見を聞くということはとても大事だと思う。 言論には言論で勝負しないとね。 どんな理由があれテロやゲリラはやはり許容できません。
by ready-made
| 2005-03-10 17:12
| 本
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